「 エ ロ い 」プレイヤーとは
R18アフィリエイト。
1.エロいもの
一部のコピーライターはレターを眺めながら「このヘッドはエロい」「ブレッドエロすぎ(笑)」「この誘導はエロい」というのが口癖だそうだ。海外の論文や書籍を「洋モノ」と呼び見つからない場所に隠し持っているらしい。
エロいという感覚
この感覚は極めて属人的で万人に共有しえないものだけれども、気持ちいいくらいに「やられた!」というレベルの誘導をするときの感覚を的確に表現している。
エロいのはコピーだけではない。
- テニスでぎりぎりを突いてコートの内側に入ったとき
- いいタイミングで店員さんがお代わりを聞きに来たとき
- まったく狙っている素振りを見せずにほぼCV確定に持ち込んだとき
「匠」とかと同じ、無形物のイデアとしての形容詞。「エロい」という表現がエロい。
目的や狙いはわかっているのだけれども、それを凌駕するテクニックを見せつけられ、CVしそうになる。そんなときに人は「エロい」というのだと思う。
アフィリエイトにおける「エロさ」
求められるのは、広告主の手の届かない範囲のマーケティング。
「ガイドライン | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル」を列挙する。
2.エロには基準がある
YDN規制内容「<健康食品> ~春編~ 季節対策! 押さえておきたい掲載基準 | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル」より
アカン例
「民間薬として使用されてきた」
「古来エジプトでは薬の代わりに飲まれてきた」
「海外では医薬品として使用されている」
「抗炎症作用」
「花粉症に効くサプリメント」
「くしゃみが止まらない」
「目のかゆみ、充血、のどのかゆみ」
「くしゃみ、鼻水、鼻づまりに」
「アレルギー症状」
アカン根拠
健康食品・食品の広告では、特定部位に効果があるような表現は、医薬品であるかのような誤解をユーザーに与える可能性があるため使用できません。
例:「のど」「鼻」「目」「頭」など
健康食品・食品の広告では、医薬品的な効果効能をうたう表現は使用できません。
例:「免疫力アップ」「アレルギー反応を抑える」「鼻水を止める」など
健康食品・食品の広告では、疾病の治療や予防を目的とするような表現は使用できません。
例:「アレルギー性鼻炎」「風邪」「花粉症」など
OK表現
◆特徴
「手軽に飲みやすい」「美味しい」
「豊かな風味」
「栄養」「新鮮」「飲みやすい味」
「無理せず続けられる」
◆素材や産地の特長
「専門家のこだわりを凝縮」
「生産者のこだわり」
「こだわりの素材」
「産地にこだわりました」
「当店が自信をもってオススメします」
◆キャッチコピー
「ファン急増中」「リピーター続出」
「厳選素材」「高品質」「格安」「お手ごろ」
「今話題の」「新登場」
◆健康
「健康サポート」「健康にアプローチ」
「健康維持のために」「毎日はつらつ元気」
「美容に」
◆成分
「ビタミンCが含まれます」
「ポリフェノール成分」
・・・?
画像との組み合わせに注意
体力に自信をもって過ごしたい
冬の寒い時期に
スッキリをサポート
健康で若々しくいたい
スタミナ補給
例:鼻をかむ画像との組み合わせは 疾病への効果の暗示とみなすためNG
クライアントのおかれている状況
YDN出稿基準ということは、基準のうち甘いか?厳しいか?
クライアントの販促における予算シェアは?リーチできる顧客は?
逆算するとアフィリエイト
薬事法について
化粧品会社の社長「化粧品は効いちゃいけない、効きすぎる化粧品はつくれない」
薬事法「効かないものを効くといって売るな」
??「効かない」と「効く」ってどう決めるの?
薬事法「それは医薬品かどうかじゃ」
??「医薬品になるにはどうすればいいの?」
??「大変でしょ」
薬事法「数年間+億単位の金がかかる」
??「効くけど医薬品じゃなかったら?」
薬事法「医薬品じゃないけど効くカテゴリーがある」
??「機能性とかいうやつ」
薬事法「そう」
??「・・・」
薬事法「・・・」
~おしまい~
3.エロさ
広告主⇔ユーザー間の翻訳
- 広告主の使っている表現はすべてOK
- クライアントがイイタイコトを考える
- 代わりに代弁する
白か黒かは誰かが決める
今考えている「シロ」とは大多数が賛成しているのみ、国家紙幣と一緒の信頼性・互助関係によって成り立っている。
基準としくみのウラを知る
「「比較広告」「情報商材」「比較サイト」の掲載基準、ご存じですか? | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル」
実証されていること、公平な基準であること、数値化されていることが比較広告の掲載基準。この目線でPPCをみてみると・・。GoogleAdsenseにせよ、被リンクSEOにせよ、世界はバランスの上に成り立っている。